今日は仕事で少し悔しい思いをした話をお届けします。
ある製品の検査で、うちの会社の検査員がメーカー工場を訪問しました。その際、検査員が製品の仕様について疑問を感じ、私に確認を求めてきたのですが、不意打ちのようにその質問を受けた私は、その場で即答できず「よくわからない」と返してしまいました。
その結果、検査員は疑問を抱えたまま検査成績書にサインをし、その日は一旦終了となったようです。しかし、その後私も改めて考え直した結果、検査員が抱いた疑問はもっともだと感じるようになりました。
つまり、完成した製品の一部に問題がある可能性が浮上したのです。しかし、メーカー側は「こちらの指示通りに生産している」「検査成績書にサインもいただいた」という理由で、製品の合格を主張。双方の意見が平行線をたどり、なかなか解決の糸口が見えません。
結果的に、この一件で私も検査員もかなりのエネルギーを消耗する一日となってしまいました。
今回の出来事で感じたのは、「一瞬の判断が後々大きな影響を及ぼす」という現場の厳しさです。
どんな小さな疑問でもその場で立ち止まって深く考え、適切な対応ができるといいのにと感じましたね。